The Obscene Katashiro(『淫靡な形代』英語版)
【逢見るい・著】After sublimating her desires with her boss, Tachibana, who was in his early forties, Chika suddenly was told, “I want you to end this. Please let this be the last time.” The 29-year-old Chika didn’t want much. She only wanted to meet him once a week at a hotel and be hugged – Chika always came second. The owner of her part-time job, the lecturer from her college days… all the men who licked her body had a certain partner. The same goes for Tachibana. When his ex-wife died, he didn’t choose Chika as the one to remarry. When a home party was planned at Tachibana’s house, Chika went there with her colleagues who knew nothing. There, Makoto, the beautiful son of Tachibana’s ex-wife, saw her lasciviousness… Where does this woman’s passion end?
Barefoot Goddess(『はだしの女神』英語版)
【沙布らぶ・著】The deepest part of me is fulfilled right now. “You can touch it more, you know. You like my feet, don’t you?” – Rie had an estrus period. The sensation was gradually diminishing as newcomers came into the company. That’s when she went to a bar called Dianna. She used to go to the so-called “happening bar” to satisfy her lust without any regrets. One day, after indulging in the pleasures of two familiar men, she was still feeling a bit inadequate when she felt the gaze of a man. It was Nishiguchi, her junior. When she invites him into a private room to share her secret, he begs her to step on with her foot – and she realizes her first taste fills in the blank pieces. …… A masterful short story about the depths of desire!
上に乗って褒めて
【沙布らぶ・著】「ッお、おぉっ……! 射精るッ……絵理沙っ……」きつく体を抱きしめられ、ゴム越しの熱が膣内で弾ける。何度か駄目押しに腰を打ちつけられ、体がビクビクと痙攣する──広告代理店で働く絵理沙はいつでも『強い女』を目指す、三十歳。担当プロジェクトの社外パートナーとして招かれた石館の存在がどうにも気に食わない。茶髪で軽薄な笑い方をする年下のくせに、実力があった。ある夜、成り行きで石館のマーケター的なセックスに触れ、できる男の寂しさに気づく。同時に自分の強さも嘘っぽかった。男と女の交歓に「ニーズ」などという言葉は存在しないハズ……。正直に欲望をぶつけ始めたとき、歓喜の奔流がふたりを飲み込んでいく!!
エプロン夫人
【八神淳一・著】新入社員の康夫は同僚たちと部長宅に招かれ、部長夫人の香澄に手料理をご馳走になる。他の同僚が舌鼓を打つなか、康夫は香澄のエプロン姿に心を打たれた。彼はなによりも、女性のエプロン姿がツボだったのだ。しかも美人で、料理は上手ときている。まさに理想の奥さんが、目の前にいた。その夜から康夫は香澄の裸エプロン姿を想像し、その妄想をふくらませていく。そんなある日の昼下がり、康夫は街で香澄を見かけ、部長以外の男とラブホテルに入る現場を画像に収めた。それをネタにエッチは無理としても、念願の裸エプロンは叶えられるかもしれないと彼女を呼び出し──。女性の裸エプロン姿に執着する童貞男の願いは果たして……。鬼才による珠玉の短編!
わたしのごちそう ─ ホスト ─
【乃村寧音・著】「クリトリスもちゃんと舐められないなんて。そんなんでよくホストが務まったね。この程度で射精したいなんて生意気」本当は気持ち良かったけれど、そう意地悪を言ってやる──泉はその日、六本木のワインバーで、三時間近く友人の琴乃の愚痴を聞いてやっていた。ホストに騙された……という救いの無いバカみたいな話だ。が、「あいつを! 蒼磨を! 調教して欲しい」と頼まれると、ま、わたしも楽しんじゃえばいいか、と作戦を練った。会員制ラブホテルのSM部屋。さすが、自ら基礎化粧品の会社を起こし、ドカンと成功している琴乃だ。古い洋館のような調度の部屋で、泉ちゃんのテクがイケメンホスト相手に今晩も炸裂する!!
わたしのごちそう ─ 専務 ─
【乃村寧音・著】「ほらっ、破裂しそうなおちんちんに、これを被せるよぉ。いっぱいぐちゅぐちゅしてあげる」パイプ椅子に後手に縛り付け、さらにペニスの根元を紐で縛りあげたタツヤのそこに、オナホールを被せ、派手に扱き出す──泉は仕事で忙しく、仕方なく始めた出会い系サイトで知り合ったタツヤとその夜、自分の会社が管理するビルの一室にいた。仕立ての良さそうなダークブルーのスーツを着こなし、いかにもナイスミドルな男は、泉の「指示」で貞操帯と、女もののパンティを身に着けて現れる。期待にギンギンのタツヤ──しかし泉はプレイの途中で気が付いた。タツヤが自分の会社の専務、古賀だということを! 泉ちゃん、圧巻の第四弾!!
わたしのごちそう ─ コンビニの男 ─
【乃村寧音・著】「へー、そっかぁそんなに射精したいの」「あっあっお願いです、お願い……早くぅー」「わかった」わたしが言うと、内田の顔に歓喜が広がる。「じゃあ、イカセてあげなーい」──泉の今回の「えもの」は近所のコンビニに勤める内田だ。『夢イキ』してしまうほど溜まっていた泉になれなれしく、花火大会の夜に、屋台で声を掛けたのが運のツキ?だった。コンビニで始まるプレイに用意周到に臨む泉。いつもより、自分自身が相当に溜まっていたこともあって──Sなのか、いじわるなのか、ギリギリのところで、自らの性癖に男を絡め取っていく手練手管が冴えわたる、男も女も淫蜜に溢れる、極上の悦楽連作、第三弾!!
花は盛りに、
【沙布らぶ・著】「…マリカ、だよな?」源氏名で呼ぶ国内最大手の外資銀行に勤める橋本を振り返ると、わたしは全力で顔に笑顔を貼り付けた――大学卒業後、損保会社に勤めていた涼花の前に突然、現れたのは、かってのアルバイト先の常連の男だった。過去を悔いたり、恥じたりはない。仕事も順調に数年こなしてきたが、風俗店に勤めていた経験は、涼花に特定の恋人を作らせてくれなかった。誰かに求められると、その先にある対価を想像してしまって長続きしない心――橋本は、必死に食い下がった。ただ、会って話がしたいと。約束のホテルに出向くと、不能になった男、橋本が苦悩を語る……消費される性が生み出した、男女の悲喜劇を鮮やかに描き出す、短編書下ろし!
麗しのけだもの
【沙布らぶ・著】誰かに見られるかもしれない、気づかれるかもしれないと思いながら、服を脱いで人前に立つことに、わたしは異様なまでの興奮を覚える──平凡なOL生活を送っている霧島薫には秘密のストレス解消法があった。服を脱いでコートだけで電車に乗る。見られるかもしれない恐怖と闘いながら自宅のベランダで潤んだ媚肉を慰める。少しだけ勇気の足りない露出癖。ほぼ裸に近い状態で同僚や上司とすれ違う瞬間は、特に心地がよかった──どうしようもない金曜日の夜、いつものように自ら濡れていたとき、隣の住人、初心な大学生がベランダに出てきて……流星群が広がる夜空の下、偶然と悪戯心が、それぞれの肉体を染め上げ、心を解き放つ麗しのEL短編!
わたしのごちそう ─ 同級生 ─
【乃村寧音・著】豚だけ勝手にイクなんて、生意気よ。それにしても、入れられてイクなんて、雅也はただの豚じゃなくって、メス豚なんだね。メスなんだから、もっともっとメスイキしたいでしょう?──泉の趣味は、気に入った男の子を食べちゃうことだった。今回の「えもの」は、彼女がSに目覚めるきっかけをくれた大学時代の同級生、雅也。海外の政府機関で働くエリートだ。久しぶりに渋谷のバーで会ったその夜、お互いに認め合い、深め合った昔をどちらからともなく期待して──S女は生まれながらにして女王なのではなく、奴隷の存在によって女王となるのだ……現代男女関係の一コマを、軽妙に、後腐れなく、普通で真面目な女子視点で描くポップな快作、第二弾!
耽溺するエフ
【沙布らぶ・著】これ、図書館司書の女の人が、トイレに連れ込まれたり、下着をつけずに本の整理をさせられたりするんだけど…ああ、すごい。指、一本ならすんなり咥えちゃうんだな…てっきり処女じゃないかなって思ってたのに──小夜香は図書館に勤めていた。ある日、官能作家であり、純文学作家でもある「月島円」という作家の本をいつも借りていく山崎に、メモを手渡される。それは、ふとした仕草で、同じ作家を愛読することを知られた山崎からのデートの誘い──作品と同じように、駅のトイレで、そして館内で、夢想していた衝動が始まる。小夜香のエフカップの胸が若い剛棒を挟み、揉み上げながら、先端を咥え込んで……本を介した出会いに濡れる、情欲掌編!
わたしのごちそう ─ 新入社員 ─
【乃村寧音・著】どう? すごぉく、恥ずかしい格好だよ。でもね、諦めて、今夜はわたしの奴隷になってね。大好き……。ごめんね、わたしも興奮してきちゃったの。だから……開口ギャグ、つけてもらったんだぁ。ふふ、──目立たず地味なOLと思われているはずでバツイチの泉。彼女の趣味は、気に入った男の子を食べちゃうことだった。しかも、一夜限りのSMプレイ。今夜の獲物は新入社員の悟くん。久しぶりの萌え萌え男子だった。会社の飲み会がお開きになるときに、強引にタクシーに乗せ、向かう先は自宅。ベッドは拘束できるような仕様に改造済だ──リアルな現代男女関係の一コマを、軽妙に、後腐れなく淫楽を貪る、普通で真面目な女子視点で描くポップな快作!
故郷の男
【越後屋・著】着ていった服がぼろぼろにされていたら、お前のご両親はどう思うかな。これからお前は俺の女だ。俺に呼ばれたら、いつでも俺に抱かれに来るんだ──故郷での十五年振りの同窓会。あのとき、圭輔は捕手で、いまの夫・翔太は投手、そして杏子はマネージャーだった。翔太が野球推薦で進んだ大学に杏子も進み、ほどなくして結婚、子供も授かった。高卒のまま地元で働くことになった圭輔──人生の歩みの差が積み重なって、澱のような黒い思いを抱えた男の、用意周到な復讐と、執拗な肉欲は一年前から計算されつくされていた。奸計に、最初こそ抵抗をしめす杏子だったが、やがて、全身を波打たせて……背徳の快楽の甘美を描き出す、鋭利な淫楽短編!!
配信遊戯
【沙布らぶ・著】「ん、ぅ──すげぇ……ギュウギュウ絡みついてきてっ……やっぱり、見られて興奮してる?」「う、うんっ…知らない人に見られながらエッチするの、気持ちい、ッあ!」──恋人の昌人から結婚を告げられたとき、千香はにわかには喜べなかった。今日が最後かな。もう引退か……秘密の性癖が彼女にはあった。昌人とつきあいながらも、密かにマンションの一室から配信する自分の痴態。ライブ配信アプリで、「見られる」ことに異常なまでの快楽を覚えてしまった千香は、結婚を機にその瞬間を手放さなければならない──すでにアダルト動画部門で配信王となっていた彼女には、Mと名乗る熱烈なファンがいて…自身を曝け出す解放を描く、淫楽の短編!
獣夜
【うかみ綾乃・著】村に伝わる因習の生贄となり、娼婦として生きるサク。納屋に隔離された姉に会うことを禁じられた新太は、年に一度、祭りの夜にサクと過ごすことだけを楽しみに暮らしていた。そして、その祭りの夜──納屋からサクが消えた。連れ出したのは弟の新太。みじめな生活から抜け出すため、ふたりは村を捨てたのだった。姉弟が消えたのを知った村の消防組はふたりを追跡する。捜索隊を率いるのは、姉弟にやさしかった耕作。しかし彼は己を卑怯者と自嘲していた。追っ手のせまるなか、ふたりは死を覚悟する。そして幼い姉弟は肌を合わせ、こえてはならない一線をついに……。ふたりの運命は、そして耕作の下した決断とは──? 団鬼六賞の大賞受賞作家による秘蔵の作品がついにお蔵出し!
はだしの女神
【沙布らぶ・著】わたしの一番深い部分が、今はとても満ち足りているのだ。「ほら、もっと触ってみてもいいのよ? 足、好きなんでしょう」──理絵には発情期があった。その感覚は会社に新人たちが入ってくるころになると、徐々に狭まっていた。そんなときに顔を出すのが、ディアーナというバー。いわゆるハプニング・バーで後腐れの無い情欲を満たしていた。ある日、馴染の男二人と享楽に耽った後、まだ何かもの足りなさを感じていた彼女は一人の男の視線を感じる。なんと後輩の西口くん。秘密を共有化しようと個室に誘い入れると、足で踏みつけることを乞われ──初めての趣向が、空白のピースを埋めてくれることに気がついて……。欲望の深奥を描く傑作短編!!
箪笥男
【越後屋・著】「い、いやあっ! み、見ないでぇ! お願い、私を見ないで、い、いやああぁぁぁっ!」──隣に引っ越してきたよしみで知り合い、身体を合わせるようになった女の部屋に、その日予定を変えたパトロンがやってきた。女の顔立ちは悪くない。体付きは少し大柄だが、顔はハニー・フェイス。出るところは出て、締まるところは締まっているいい女。そんな男がまさに挿入のタイミングで──男は寝室の洋箪笥の中に押し込められ、パトロンの爺さまが出ていくまで身をひそめることを余儀なくされたのだが、女と爺さまの交わりをこっそり覗くと、それに気が付いた女が劇的に変わっていき……覗きの愉悦と、覗かれる昂揚を軽妙に描く、名手による淫靡な短編!
処女の器
【橘真児・著】愛花は、ボーイフレンドの徳司のモノをマジマジと今日も観察していた。まだ、カラダは許していないし、彼も無理にとは言ってこない。いわゆるBまでの関係だ。ただ、徳司には気持ち良くなって欲しいから、白濁液は絞り出してあげていた。そんなある日、クラスメートの美和子から、喪失時の恐怖にも似た痛みを聞き、いたって楽観的に考えていた、来るべき初体験を恐れ、悩み始める。とりあえず、次は口に入れて舐めてあげればいいか……彼のは普通の男子より大きいのか、大きいのは本当に挿いるのか、そのときどれほど痛いのか──処女と童貞の高校生同士の、その時を迎えるまでの悪戦苦闘?を、女の子目線でコミカルに描き出す快作短編!
真夏の殺意
【渡辺やよい・著】相場は、真夏の太陽で焼け付いたアスファルトの上に立っていた。これから、自分をいとも簡単に切り捨て、豪奢な暮らしを享受する岩佐に復讐するためポケットに折りたたみのナイフを忍ばせて──リストラの恨みから出向いた高級住宅街で、応対に出た上司の妻と相場は対峙する。主はおらず、妻を脅せば夫は愛人と海外旅行中だと……激情は目の前の人妻への欲情に変わり、人妻も一時の情欲に溺れ、密室で汗まみれの──激しい情動の中で、逢瀬を重ねるようになった男と人妻の前に、夫・岩佐があらわれとき、二人に殺意が! 著者、得意の淫楽と劣情短編!!
最後の夜に
【乃村寧音・著】快感が奥からじわじわと上がってきてしまい、悔しいけれどもう限界だった。縛られて感じるなんて嫌なのに──七海と亮介は、5年間恋人だった。派遣社員と売れないベーシストという組み合わせは、決して贅沢な関係ではなかったけれど、仲はよく、それなりに幸せだった。が、七海が三十歳を迎えたとき、実家から、堅実な家庭を築き、介護が必要となった父の世話を母と一緒に看るよう乞われる。三十歳は節目なのかもしれなかった。別れ話を切り出しお互いに納得したそのあとで、七海は亮介に半ば強引にベッドへ連れ込まれ…。初めてのSMゴッゴが思わぬ快感を──恋人として過ごす最後の夜のめくるめく愉悦と切ない思いを描く、書下ろし短編!!
未明に孵る
【沙布らぶ・著】「ぁ、あぁっ……! や、やだ……こんな、外で……!」ぐにぐにと乳房の形を変えられながら、わたしの体は上下に揺れる。そうする度に、じわりと湿りはじめた股間が彼の太腿に擦りつけられた。ぐりっ……と弱い場所を刺激され、つい声が出てしまう。わたしの体は従順に快楽を──赤羽詩織はどん詰まりの三十歳を迎えて、もがいていた。ボロボロになる前にストレス解消の方法として選んだのは近所にできたフィットネスジムに通うこと。そこでインストラクターの高野と出会う。高野は弟の友人で、高校時代の後輩だった。彼を思いジムのシャワールームで自慰……。解消には程遠いある日の夜──妙齢女性の焦燥と乾きをリアルに描き出す書下ろし掌編!
螺鈿の小箱
【沙布らぶ・著】「美しいもの」に囲まれて送る生活に、浅香はドップリと浸かっていた。マンションの一室は、彼女好みの雑貨や絵画でぎっしり埋め尽くされている。カラヴァッジョの絵画のレプリカ、天然石で作られた地球儀、精巧に作られた少年の脚トルソー、そして美しい男たちとのひととき──女子高時代の「恋人」だった莉々子先輩から声をかけられ、出向いた彼女の店で見つけた司くんも美しかった。いつものように、ざわめきだす心は抑えつけれるはずもなく浅香は司くんを誘い出す──司の下着は、すべて女性用だった。「犯して」と頼む司くんの願いを、深く、激しく実行に移すと……女性になりたい美男子を通して、自らの性を見つめ直す短編会心作!!
花売り剣客1
【八神淳一・著】二十歳の真央はひとり、西国のある藩から江戸へ出てきた由緒ある武家娘だ。藩では兄たちの見よう見まねで、女だてらに剣の腕は立った。しかし、ゆえあって許嫁を斬り捨てて──「花、花はいらんかねえっ」両国広小路で、姿形を偽り、今日も朝顔を売っていた。路銀も底をついたとき、一切合切、江戸での面倒をみてくれたのは、一つ年下の沙紀という水茶屋の看板娘。が、沙紀には、悪い虫、謙吉という男がついていて──あるとき、謙吉の借金の形に連れ去られる沙紀を見つけた真央は、密かにあとをつける。すると……人気の「剣客」モノ! 連作短編その1
花売り剣客2
【八神淳一・著】「花、花はいらんかねえっ」両国広小路で、今日も真央の声が辺りに通っていく。それは仮の姿。三月前、破落戸を斬った。腕が鈍らぬよういつもの廃寺で密かに竹刀を振っている──朝顔を届けてくれる生真面目な浪人新兵衛は、小料理屋の志津と恋仲に落ちていた。しかし、志津には、鬼蜘蛛の辰蔵という昔の男が付きまとう。新兵衛は志津から頼まれていた。あなただけの女になりたい、と──そんな折、胸に鬼蜘蛛の彫物をした悪漢に、真央の花売りの常連客、百合がお店の強盗ついでに処女を散らされたと聞き……著者、大人気の「剣客」モノ! 連作短編その2