奥澤さん、弾けないの 6 ── 童貞
【乃村寧音・著】「もう……じれったいんだから……。ねえ……義彦は童貞なのよね。何もかも初めての赤ちゃんなのよね……? だったら今日はママのいうことをよく聞かなくちゃ。ほら、おっぱいだよ……」 そう言いながら、義彦の顔にぺ…
Can’t Play It without You, Mr. Okuzawa ― 1 Piano Room ―(『奥澤さん、弾けないの 1 ─ ピアノルーム ─』英語版)
【乃村寧音・著】"Sorry. As I told you about my sex drive, it is a kind of abnormal I like to play. Why don’t you leave…
奥澤さん、弾けないの 5 ── カップル
【乃村寧音・著】音楽誌の対談で会ったのは大学の一年後輩の伸樹。彼はイタリアへ留学し、有名な国際コンクールで二位になり、そこから快進撃。いまではアニメの主題歌まで歌っているテノール歌手だった。海外で活躍する音楽家ふたりの対…
奥澤さん、弾けないの 4 ── 指揮者
【乃村寧音・著】「だってこうしないと、アドリアンすぐにイッちゃいそうなんだもの。精液を出せないようにしておかないとね」軽く扱いてやっただけで、指先の間に我慢汁が滲んで来る。あまり刺激し続けると、あっという間にイってしまい…
奥澤さん、弾けないの 3 ── ジャズピアニスト
【乃村寧音・著】「あのね、いちおう言っておいたほうがいいかもなんだけど、わたし、Sなの」どうしよう。興奮してきちゃった。どんどん高まってる……リハーサルから本番まで、丸一日を費やしたテレビ収録のあとで友梨佳がベッドをとも…
奥澤さん、弾けないの 2 ── ピアノデュオ
【乃村寧音・著】血走ったような、食い入るような目でわたしの胸を見つめる先生の前に、ほら、と持ち上げなら差し出して、ついでにおっぱいで顔を埋めてあげる。河上先生は……奥手だったわたしの、初恋の人なのだ──日本へ帰ってきて、…
奥澤さん、弾けないの 1 ── ピアノルーム
【乃村寧音・著】「ごめんね。さっき話したけど、わたしちょっと変わったプレイが好きなの。今日はお姉さんに任せてくれないかな?」三十八歳で独身の友梨佳は、パリ在住のクラシック・ピアニスト。久しぶりに帰ってきた日本では、リサイ…
My Delicious Victim ― The Cute New Boy ―(『わたしのごちそう ─ 新入社員 ─』英語版)
【乃村寧音・著】How do you like it? You look so embarrassing. But hey, give it up and be my slave tonight. I love you.…
わたしのごちそう ─ 二度目の男子 ─
【乃村寧音・著】「ほんと、よく似合うね、わたしの高校時代の制服……」自宅マンションの寝室。いつかまたここに悟くんを連れて来たいって、本当はずっと思っていた――泉には、久しぶりの萌え萌え男子だった新入社員の悟くん。あのとき…
わたしのごちそう ─ ホスト ─
【乃村寧音・著】「クリトリスもちゃんと舐められないなんて。そんなんでよくホストが務まったね。この程度で射精したいなんて生意気」本当は気持ち良かったけれど、そう意地悪を言ってやる──泉はその日、六本木のワインバーで、三時間…
わたしのごちそう ─ 専務 ─
【乃村寧音・著】「ほらっ、破裂しそうなおちんちんに、これを被せるよぉ。いっぱいぐちゅぐちゅしてあげる」パイプ椅子に後手に縛り付け、さらにペニスの根元を紐で縛りあげたタツヤのそこに、オナホールを被せ、派手に扱き出す──泉は…
わたしのごちそう ─ コンビニの男 ─
【乃村寧音・著】「へー、そっかぁそんなに射精したいの」「あっあっお願いです、お願い……早くぅー」「わかった」わたしが言うと、内田の顔に歓喜が広がる。「じゃあ、イカセてあげなーい」──泉の今回の「えもの」は近所のコンビニに…
わたしのごちそう ─ 同級生 ─
【乃村寧音・著】豚だけ勝手にイクなんて、生意気よ。それにしても、入れられてイクなんて、雅也はただの豚じゃなくって、メス豚なんだね。メスなんだから、もっともっとメスイキしたいでしょう?──泉の趣味は、気に入った男の子を食べ…
わたしのごちそう ─ 新入社員 ─
【乃村寧音・著】どう? すごぉく、恥ずかしい格好だよ。でもね、諦めて、今夜はわたしの奴隷になってね。大好き……。ごめんね、わたしも興奮してきちゃったの。だから……開口ギャグ、つけてもらったんだぁ。ふふ、──目立たず地味な…
最後の夜に
【乃村寧音・著】快感が奥からじわじわと上がってきてしまい、悔しいけれどもう限界だった。縛られて感じるなんて嫌なのに──七海と亮介は、5年間恋人だった。派遣社員と売れないベーシストという組み合わせは、決して贅沢な関係ではな…
女の武器は……
【乃村寧音・著】二週間のうちに、契約を上げてこないと盛岡に転勤──ブラック企業丸出しの住宅販売会社の上司からそう告げられ、焦るリストラ対象の有希。元々せっぱつまった家庭状況にあった彼女は、そう言われた飲み会をフラフラと抜…
月おとし
【乃村寧音・著】テレビ番組の制作プロダクションにディレクターとして勤めて十二年、35歳になる汐音は、キー局のプロデューサーと何年か付き合っていたが、二年前に別れてしまい、男はそれっきりだ。今日も二徹後、編集オペレーターの…