完全版 僕の母〔完全版〕

【高竜也・著】十七歳、高校二年の直紀の苦悶は、悪友の宏司の言動から始まった。「姉の朋江を抱かせてやるから、そのかわり……」彼の囁きが、多感な青春をはじけさせ、燃え上がらせ、滾らせていく。女体への憧憬と数々の奸計は、しかし、どうしても魅せられてしまう母の美穂子に収斂していった。繰り出される淫戯はいつしか堂にいり、女の悦びを見出すと、男の自信はましていく。背徳の剛肉を待ち、はしたなく開いてしまう女の身体は、もはや一線を越え、取返しのつかない地点に達する。その時、母・美穂子の決意は──禁断を知りつつ、引き返せない母子の肉体と心理ををつぶさに描き、その悦びと哀しみを時代を超えて照射する、著者、相姦物語の最高傑作、完全版!!

950円

完全版 僕の母〔下〕

【高竜也・著】「反省しましょう。二人で……あなただけが悪いなんて言わないわ。それを許してしまった私が一番いけないのかもしれない。ね、もう一度、以前の楽しかった頃に戻りましょう」執拗にエスカレートする直紀の行為に、母・美穂子は背徳と愛情の狭間で揺れる。もう許して、私たち母子なのよ!……父・拓也の愛人や宏司の姉との女性経験もつみ、若い獣性に磨きのかかった直紀は、飽くことなく禁断の領域に──息子の愛に悲嘆しながら、母として、人としての決意を固めた美穂子の行きつく先は何処か。いつしか自ら身体を開き始めた己と、尽きない欲望を隠せない息子との関係を昇華するには──若すぎる男の真っすぐな情欲と、苦悩する女の心情と肉体を、相姦の語り部の著者が描き出した、圧倒的な近親絵巻。母子相姦の金字塔、完結(1987年初刷)!!

600円

完全版 僕の母〔上〕

【高竜也・著】夕暮れ近い公園で、十七歳の直紀は悪友の宏司から目の前に写真を突き付けられた。胸元がはだけ、脚が大きく左右に開かれ、ベッドに横たわる女の写真。ピンク色のスキャンティの中に忍び込む男の手……酔いつぶれた宏司の姉だという生写真を無理やり見せられたことがすべての始まりだった。性衝動の昂りに火が付いた直紀は、さらに映像プロデューサーとして名をはせる父親の部屋に隠されていた持出し厳禁のビデオを発見する。そこには、母の秘戯が収められていて──未消化の淫情が、美しく若い近親に向かい始めるのに時間はかからなかった。「なんて柔らかくて甘いんだ、お母さんの身体……」狂い始めた好奇心はやがて夜ごとの秘め事に。禁断の母子関係の予感に懊悩する、元・女優の母、美穂子。彼女にも夫・拓也との乾いた生活と、初恋の人・井本への思いが交錯していて──背徳の悦びと哀しみに溢れる母子物語(1987年初刷)!

600円

叔母と美姉──初めての誘惑レッスン

【高竜也・著】明日から夏休みに入るというとき、誠治はテニス部の先輩で全校生徒の憧れでもある小坂麻由が校内で愛しあっている場面を目撃してしまう。その夜、麻由から呼び出され、体に触れることで昼間見たことへの口止めを約束させられた。しかし、寸前までの施ししか与えてくれなかった麻由との接触に若い性感を持てあましていると、なんと叔母の九条奈美と二人きりで北海道旅行に誘い出される。奈美は、実姉の夕子とともに誠治を甘やかしてくれる身近な存在だった。「教えてあげるから……じっとしていていいの」と言う奈美と背徳の交わりを経験し、自信を深めた誠治は、麻由との相互剃毛、姉弟での交合へと禁断の階段を登り、ついには姉の夕子のアヌスにまで欲望を滾らせて……。先輩、叔母、姉。身近な美女3人によって少年が男へと変わっていく熱く、甘い季節。近親と年上女性への憧れを見事に融合した本格官能長編(2006年初刷)!

670円

母は女教師

【高竜也・著】「先生、お願いだからいってよ。とても気持がいいって」修司がこんもりと眼の前に盛りあがった薄い芝生の丘を見ながら、その下の裂け目に指をくぐらせる。ああ、男子生徒に──幸一は、偶然、叔母の順子が、校内で親友の修司に激しく犯されていく場面を目撃してしまった。同居中の清楚な女教師を、高校生の幸一は叔母として慕い、憧れていた。両親の代わりに、結婚することもなく育て上げてくれた順子は、35歳とは思えないプロポーションで、なんともいい香りがする。想いが次第に強くなっていくときの窃視に、幸一の欲望は一気に昂っていった。修司の手引きで、叔母との「機会」を設けられると、さらなる衝撃が待ち構えていて……初心な幸一のみならず、実母として揺れる叔母の順子の心情を鮮やかに描いて、運命的な近親の構図を、唯一無二の純愛物語として昇華する、初期最高傑作長編!!

670円