Tokyo Jealous Girl(『ご主人様の時間』英語版)

【深志美由紀・著】“Whew…Ugh, ugh.” With a rotor stimulating her sensitive zone from the inside, Seri was forced to walk in a park at night as ordered by her master. The moment I crouched down in shame, the master hugged me from behind. I was sixteen years old when I first met Mr. Shimizu. Since then, our relationship has been continuing and I have experienced various sexual services even now at the age of nineteen and a student of women’s college. I did not hate the sexual behavior I was forced to do. It felt good to obey his orders. It made me feel secure and embraced. However, I was not his lover or anything, I was just a slave. One day, Seri secretly peeked at Shimizu’s family smiling happily in front of the station where his company was located…

Sold Out

母娘、恥辱の艶技指導

【瀬井隆・著】もっと私を見て……、あの女より……。未亡人は、かつて恋人だった男との再会を機に抑え込んでいた欲望を引きずりだされて──パート勤めの未亡人・楓は一人娘の高校生・陽菜と穏やかな生活を送っていた。しだいに女らしく成長していく娘は、演劇部に入部し、体で表現することの喜びを知っていく。それはかつての楓と重なった……。ある日、娘が外部顧問から、特別に演技指導を受けていると聞いて見に行くと、そこには楓が小さな劇団の看板女優を張っていた頃の恋人で、名演出家だった神坂の姿が! 当時、彼の指導に夢中になったものの神坂の異常な性嗜好に危険を感じた楓は演劇と彼に同時に別れを告げていた──。そして、純粋無垢に神坂を慕う娘と欲望持て余す未亡人の官能劇第二幕が、いまはじまる。著者、商業作品断筆直前の、哀しく滑稽なまでの性愛賛歌。「汚れの瀬井」が冴え渡る、同名「悦」文庫(2018年)の書下ろし『原本』!!

530円

乱れ三重奏! 熟女教師と女子大生

【瀬井隆・著】「あああ、頭おかしいんじゃないの? 女の子にこんなもの着けさせるなんて、あんたの変態っぷりは、なに、底なし沼なわけ?」……女子校勤務の非モテ教師・圭介27歳は、男を小馬鹿にしている学年一の美少女・彩乃に悶々とした想いを抱き続けていた。彩乃が卒業して数か月後、自分がまだ高校生だったとき、その童貞を奪った魔性の女教師・留美とひょんなことから再会する。なんとそこには彩乃の姿が! 実は二人は親戚同士で、彩乃の隠された性癖を見抜いた叔母の留美は、とある淫らなお願いを圭介にしてきて……留美の手ほどきにより、一度でいいからモノにしたかった美少女と遂に一線を越える圭介だったが、彩乃の想像以上の痴態とツンデレにいよいよ変態教師の性指導はエスカレート。美熟女の奸計と美少女の目覚めに、ついに自制心は決壊!? 被虐と嗜虐を乗り越えて愛にあふれる、同名「悦」文庫(2016年)の書下ろし『原本』!!

530円

快感! おねだりママ

【瀬井隆・著】「だって、こんなところで……そばで息子が勉強しているっていうのに」開かれた美熟女の真っ赤な唇が、予想通りの言葉を吐いた。ドキドキするような体験に、長いこと焦がれていたはずだ──コネで入った学習塾で冴えない雑用係をしている聡は、どういうわけか昔から、女性に警戒心を持たれず、すぐに打ち解けることが出来た。さらに、彼自身も節操がないため、ところかまわず手を出し、その結果、自らの首を絞めていることも多々あったが……そんな聡だからこそ、塾の仕事を通じて見出した自分の働き甲斐は、「欲求不満な主婦たちにスリリングな性体験を味わわせること」。母親たちの口は軽く、次々と噂が広がり、深夜の教室で、人妻の自宅で、屋外の公園で、次々とギブアンドテイクの関係に聡は満足していたが……軽快な被虐と嗜虐が綾なす、著者得意のマゾ艶笑譚。こってり、むっちりの同名「悦」文庫(2015年)の書下ろし『原本』!!

530円

奥澤さん、弾けないの 6 ── 童貞

【乃村寧音・著】「もう……じれったいんだから……。ねえ……義彦は童貞なのよね。何もかも初めての赤ちゃんなのよね……? だったら今日はママのいうことをよく聞かなくちゃ。ほら、おっぱいだよ……」
そう言いながら、義彦の顔にぺたりと……乳房を押し付けた。そのまま頭の後ろに手を回し、抱きしめる……残り少ない日本滞在のある日、シャワーを浴びる友梨佳をこっそり覗いていたのは木皿だった。奥澤さんの義理の兄、わけありの人生を歩んできた六十六歳の執事は童貞だった──『最高に気持ちいい初めて』を彼に贈ってあげるために、いつも以上に友梨佳は周到に責めを準備する。日本滞在の真の目的、奥澤さんの十三回忌のあとで、親族を前に一曲を演奏し終わると、そこには生まれてすぐに生き別れていた娘の美音が居て……木皿をパンコキですりすりと感じさせ、濡れまみれるお互いの絶頂の向こうで過去と未来が交錯する爽やかな感動の大団円!!

【著者略歴】
乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。

150円

完全版 僕の母〔完全版〕

【高竜也・著】十七歳、高校二年の直紀の苦悶は、悪友の宏司の言動から始まった。「姉の朋江を抱かせてやるから、そのかわり……」彼の囁きが、多感な青春をはじけさせ、燃え上がらせ、滾らせていく。女体への憧憬と数々の奸計は、しかし、どうしても魅せられてしまう母の美穂子に収斂していった。繰り出される淫戯はいつしか堂にいり、女の悦びを見出すと、男の自信はましていく。背徳の剛肉を待ち、はしたなく開いてしまう女の身体は、もはや一線を越え、取返しのつかない地点に達する。その時、母・美穂子の決意は──禁断を知りつつ、引き返せない母子の肉体と心理ををつぶさに描き、その悦びと哀しみを時代を超えて照射する、著者、相姦物語の最高傑作、完全版!!

950円

完全版 僕の母〔下〕

【高竜也・著】「反省しましょう。二人で……あなただけが悪いなんて言わないわ。それを許してしまった私が一番いけないのかもしれない。ね、もう一度、以前の楽しかった頃に戻りましょう」執拗にエスカレートする直紀の行為に、母・美穂子は背徳と愛情の狭間で揺れる。もう許して、私たち母子なのよ!……父・拓也の愛人や宏司の姉との女性経験もつみ、若い獣性に磨きのかかった直紀は、飽くことなく禁断の領域に──息子の愛に悲嘆しながら、母として、人としての決意を固めた美穂子の行きつく先は何処か。いつしか自ら身体を開き始めた己と、尽きない欲望を隠せない息子との関係を昇華するには──若すぎる男の真っすぐな情欲と、苦悩する女の心情と肉体を、相姦の語り部の著者が描き出した、圧倒的な近親絵巻。母子相姦の金字塔、完結(1987年初刷)!!

600円

完全版 僕の母〔上〕

【高竜也・著】夕暮れ近い公園で、十七歳の直紀は悪友の宏司から目の前に写真を突き付けられた。胸元がはだけ、脚が大きく左右に開かれ、ベッドに横たわる女の写真。ピンク色のスキャンティの中に忍び込む男の手……酔いつぶれた宏司の姉だという生写真を無理やり見せられたことがすべての始まりだった。性衝動の昂りに火が付いた直紀は、さらに映像プロデューサーとして名をはせる父親の部屋に隠されていた持出し厳禁のビデオを発見する。そこには、母の秘戯が収められていて──未消化の淫情が、美しく若い近親に向かい始めるのに時間はかからなかった。「なんて柔らかくて甘いんだ、お母さんの身体……」狂い始めた好奇心はやがて夜ごとの秘め事に。禁断の母子関係の予感に懊悩する、元・女優の母、美穂子。彼女にも夫・拓也との乾いた生活と、初恋の人・井本への思いが交錯していて──背徳の悦びと哀しみに溢れる母子物語(1987年初刷)!

600円

Can’t Play It without You, Mr. Okuzawa ― 1 Piano Room ―(『奥澤さん、弾けないの 1 ─ ピアノルーム ─』英語版)

【乃村寧音・著】”Sorry. As I told you about my sex drive, it is a kind of abnormal I like to play. Why don’t you leave it to me today?” Yurika, who is 38 years old and single, is a classical pianist living in Paris. When I returned to Japan after a long absence, my schedule was packed with recitals and open classes at music colleges in Japan, and a big “event” awaited me at the end. I practiced playing the piano in the piano room of the luxury hotel. I could not concentrate on the practice, then I strolled around an underground arcade of this hotel. While wandering around the shops, a young man, Yoshiki, caught my eyes. He really looked like Mr. Okuzawa, an older and special person, whom I had an intimate relationship long time ago. This hotel was the place full of Mr. Okuzawa’s memories. The sweet and sour memories made my heart ache. I got a reason why I could not play the piano just while ago. I decided to pick him up, and then stroked and licked around his cock, inserted my tongue into the glans to scrape precum. Can’t stop being kinky as my favorite hobby. The act of her horny story is about to start!!

Sold Out

妄想ファンタジスタ

【草凪優・著】きっとこれは恋なのだろう、と気づくのにそれほど時間はかからなかった。恋なら成就させなければならない。ひとまわり年上のキャリアウーマンを落とせる自信はなかったが、僕は告白するための計画をじっくりと練りあげることにした……マネキンとあだ名されるほどの美人でプロモーション抜群、けれどちょっと冷たい雰囲気の乃々先輩。ある日、会社で同じ課に勤める彼女が、大人のおもちゃ屋に入っていく姿を見かけ、妄想が暴走しだす。彼女はいま自分を禍々しいモノで慰めている、欲望にまみれた獣の牝。日ごとギャップ萌えは募っていき──大卒一年目の社会人の僕が嵌まり込む、天才的思い込み……2013年、小説「すばる」発表のトランス短編!

【著者略歴】
草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。

150円

悪名

【草凪優・著】食品系商社の経理部に勤める三十路のわたしには、暴食の日があった。牛丼の大盛りとカレーの大盛り、生卵二個。午前零時過ぎの牛丼屋で、周囲の男たちの目をひくオーダー。女が牛丼を食べてなにが悪い、と胸底で吐き捨てる……美人の部類に入るわたしには、愛し合うことは素晴らしいことだと信じていた日々があった。そして自分が純真だと疑わないまま、ふたりの男を愛した。ひとりは会社の先輩。もうひとりは彼の学生時代の友人。そして三カ月後、二股は彼らの話し合いのすえ暴きたてられた。誰にでも股を開くセックス中毒、ただの淫乱。悪名は社内に蔓延した。二日続きの暴食のカウンターの向こうに、その悪名を知りながらわたしをデートに誘った新入社員が座って──真っすぐな心を思い出す、2013年、小説「すばる」発表の快癒短編!

【著者略歴】
草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。

150円

奥澤さん、弾けないの 5 ── カップル

【乃村寧音・著】音楽誌の対談で会ったのは大学の一年後輩の伸樹。彼はイタリアへ留学し、有名な国際コンクールで二位になり、そこから快進撃。いまではアニメの主題歌まで歌っているテノール歌手だった。海外で活躍する音楽家ふたりの対談が、それぞれの帰国に合わせて組まれたのだ。そして友梨佳はかつて伸樹と一度だけ寝たことがあった。対談の二時間後、ホテルの部屋にいた……「だ、だって友梨佳さんが、こんなことするから。あっあっあぁぁぁっ、それはやめてぇ」旧交を温めることなく、いつものように動けなくして、男の急所を責める。しばらくして趣向をかえ、首輪に赤いリードをつけてホテルの廊下へ伸樹連れ出すと、廊下の角を曲がったところで、カップルに出会った──微睡の中、奥澤さんとの在りし日のプレイが脳裏をかすめ、モヤモヤとする淫情の靄を振り払うように、より激しさを増していく友梨佳のハプニング的祝祭の時間、第五弾!!

150円

奥澤さん、弾けないの 4 ── 指揮者

【乃村寧音・著】「だってこうしないと、アドリアンすぐにイッちゃいそうなんだもの。精液を出せないようにしておかないとね」軽く扱いてやっただけで、指先の間に我慢汁が滲んで来る。あまり刺激し続けると、あっという間にイってしまいそうだ。細めの綿ロープを取り出すと、アドリアンのペニスの根元をきゅっと縛った……アドリアン・レヴァンドフスキは巨匠と呼ばれる初老の指揮者だ。最初に友梨佳がヨーロッパでコンチェルトデビューをしたときの、大恩あるマエストロでもある。そして奥澤さんの旧友でもあったのだ。十二年前の「約束」を果たすために、東京の著名なクラシック専用ホールで、四日後に共演する彼女の前に現れ──右手で竿を握り、左手で玉袋を揉みながらペロペロと舐め回し、唇で竿を擦りながら上下した。続けると、ねっとりとした汁が大量に溢れ出し、ぎちぎちに……奥へ奥へと分身を飲み込んでいく、友梨佳の特別リハーサル!!

150円

お松明

【うかみ綾乃・著】奈良にある遥香の墓前で沢村に声をかけてきたのは三十を越えたばかりのその妹、美咲だった。東京へすぐには帰らず、東大寺・二月堂の「お水取り」に誘われるまま向かう時、遥香の生前、美咲と一度だけおかした過ちの夜が頭をよぎる。あの時、握られた手が、スカートの下へ導かれ……お松明の群衆の中で、再び、美咲が自身のコートをたくし上げた。つかまれた手首ごと引き寄せられ、ストッキングをまとった太腿に、手の甲が押し当てられる。苛立ちと戸惑い。沢村はスカートの中で手の甲を返し、内腿に指を挿し込む。閉じた腿のふくらみを割り、付け根に指を潜り込ませ──炎が人々の煩悩を燃やし、業を焼き尽くすといわれるお松明の紅蓮の向こうにふたりが見た過去と未来、罪と罰。爛れるほどに熱い激情の一夜を、炎が走り、火の粉を舞い散らし、やがて虚しくなろうとも、勇壮な二月堂・お松明に重ねて描き出す。著者最高傑作短編!!

250円

奥澤さん、弾けないの 3 ── ジャズピアニスト

【乃村寧音・著】「あのね、いちおう言っておいたほうがいいかもなんだけど、わたし、Sなの」どうしよう。興奮してきちゃった。どんどん高まってる……リハーサルから本番まで、丸一日を費やしたテレビ収録のあとで友梨佳がベッドをともにすることになったのは、収録に参加していた有名ジャズピアニストの和田充だった。どこか調子のよく、日本では嗅ぐことの少ない香水を身に纏っているこの男とは波長が合った。食事のあと出向いたバーで、持病をかかえていて余命いくばくもないという和田から、俺の最後の女性になって欲しいと誘われて、友梨佳はいかにも日本のラブホテル仕様の部屋へ。急ぎ、調達してきたのは、手錠、ロープ、ローター、バイブ、エネマグラ──遊びなれた和田に最も効いたのは、ローションに浸したストッキングだ。亀頭を握り、カリ部分をスリスリしながら鈴口の上を何度も滑らせて……奥澤の影がちらつく、第二幕、第三章!

150円

奥澤さん、弾けないの 2 ── ピアノデュオ

【乃村寧音・著】血走ったような、食い入るような目でわたしの胸を見つめる先生の前に、ほら、と持ち上げなら差し出して、ついでにおっぱいで顔を埋めてあげる。河上先生は……奥手だったわたしの、初恋の人なのだ──日本へ帰ってきて、ふたり目の獲物は、音大時代、三か月間の臨時担当教師だった。公開レッスン終了後に何か演奏をと学長から頼まれた際、河上先生と連弾がしたい、と勝手な希望を出した友梨佳。准教授としていまも母校に残る先生と、中途半端に残った想いに蹴りをつけたいと思ったのだ。滞在することになった奥澤さんが世田谷に残してくれた洋館には、「エラール」のピアノと特別な部屋があり、蹴りをつけるにはうってつけだった──いつものように拘束して、根元を縛り、オナホを装着して、両乳首にはローターを貼り付ける。先生が腰を突き上げ、それに応じて激しく腰を振ると、やがて友梨佳の奥へ向かって……第二幕、第二章!

150円

やりちん?

【草凪優・著】「俺はもう腹を括りましたから。百万円のセックスを……リクエスト通り、野獣のようなレイプをさせてもらいます」──六本木に仕事場を持つ三十三歳、独身の明日美は、常連となった小さなバーの雇われ店長、高見とその時を迎えたのは自然の流れだった。めちゃめちゃ好み。八歳年下、草食系のやりちん。が、彼の部屋でフェラに没頭しているとき、ビデオカメラが隠されていることに気づいた……賭麻雀の罠で負った金額が百万円。それを返すために、隠し撮りのビデオ撮影を持ちかけられていたのだ。一本の「出演」単価があまりにも安いことに腹をたてた明日美は、自分が百万で買い取るからと続きを迫る。2012年、小説「すばる」発表の純愛短編!

150円

やりまん?

【草凪優・著】彼女はたしかに淫乱な好き者で、呆れるほどに床上手だった。これほど抱き心地がいい女を、僕は他に知らない──三日前の会社の飲み会で聞かされた、中途採用の二十三歳の佳奈子の行状。それは、支店の独身男性五人のうちすでに四人と寝ているというものだった。残りのひとり、兄貴分の岸本は、窘める意味で、暑い盛りのビアガーデンに彼女を誘い、問いただす。が、熱帯夜の暑さと湿気に濃厚になっていく佳奈子の匂いに、気がつけばホテルにいた……誰にでも股を開いてきたのは誘われたからなのか、それとも誘ったのか。あくまで快楽に素直で、純な佳奈子に、瞬く間にのめり込んでいく男の性を描く、2011年、小説「すばる」発表の短編快作!

150円

悪所落ち

【草凪優・著】仕事が終わった出張先で、四十一歳の私は、地元の風俗情報誌を眺めていた。孤独な時間を満喫していたときに、ふと忍び寄るセックスへの渇望感。すべすべした肌に触りたい、柔らかい肉を揉みくちゃにしたい……やり手婆が並ぶ、田舎のあやしいそれらしき場所に足を踏み入れ、買ったのは長い黒髪に白い肌、体をやや横に向け、長い睫毛を伏せていても、はっきりと美人であることがわかる女だった。まさかこんなところに──右眼の瞳がそっぽを向く女。理由を知ったとき、先端からは熱い我慢汁が大量にあふれて、戦慄の震えがくる。やがて、いままでにない劣情の中で会心の発作が私を襲った。2010年、季刊「悦」Vol.3発表の、奇跡の熱狂短編!

150円

最終面接

【草凪優・著】IT企業の天才社員にもかかわらず、自ら一人部門に就いている仲井戸紘一。人づきあいは苦手、さらに女はまったくダメだった。 閑だろうと駆り出された新卒採用の面接で、どうしても就職したいという瀬奈香澄に出会ってから徐々に人生が動き出す。 入社を諦めさせようと思い切ったセクハラをするが、瑞々しさに次第に惹かれ、コネ入社狙いの強気の美人、平良彩乃まで現れて……。『この文庫がすごい!2005』(宝島社)で官能文庫大賞を受賞した『桃色リクルートガール』(双葉文庫)を底本として、2010年に大幅加筆修正を施した初期代表・最高傑作!!

650円

花売り剣客8 ── 本懐の至り

【八神淳一・著】「い、いい……ああ、おしり、いいですっ」源田の牝となってどれくらいの日が過ぎたのか。もうはっきり覚えていない。女陰、尻、口と休む間もなく精を放たれ、躰も心もただれていく日々。救いに向かった政造と新兵衛は、囚われ、もはやこのまま仇に性具として生かされ続けるのか。残る味方は、江戸で女として活き活きと過ごすことの喜びを教えてくれた百合と沙紀だけだった──真央の過去にまつわる新たな淫劇の展開が進む中、真央とかかわりを深めてきた登場人物たちが、ついにそれぞれ大恩を返す時。連作再開第五弾! 連載として再開後の筆を進めた、著者、圧倒的解放感の女剣客艶物語完結編!

150円

花売り剣客7 ── 秘孔狂い

【八神淳一・著】「どうした、真央。おなごというもの、魔羅を突き出されたら、しゃぶるのが礼儀であろう」源田がぐっと鎌首を寄せてくる。怒りで美貌を真っ赤に染めながら真央は、深く咥え、強く吸った。仇の魔羅を……四つん這いで、ずっと尻を差し上げて、待っていると、ぐっと開かれ、いきなり菊の蕾が突かれる。尻の穴の痛みよりも、それを凌駕する得体のしれない快感が噴きあがってきた。ここに来るまで、多くの悪党に躰を責められ、相手が悪ければ悪いほど、燃えあげる躰になってしまっていた──かつて真央に救われた瀬戸屋の娘の百合が、牝犬に堕とされ囚われている真央を向島の寮で見つける。政造と沙紀、新兵衛が向かうが……。いよいよ佳境、再開第四弾!

150円

花売り剣客6 ── 悪鬼の姦計

【八神淳一・著】「今宵は、ずっと、真央は三崎様のものです」江戸家老の源田重吾が仕組んだことだと立浪が吐いた翌日に、真央は花売りとして出ていた。黒幕の源田を斬るまでは……源田の狗の三崎を骨抜きにして、源田の籠る屋敷への扉を開かせる。それが圭一郎の仇へと迫る最善の道。真央は居酒屋の二階で三崎の先端を咥えていった──屋敷で真央を待っていたのは、五人の遊女を相手に性宴の最中の源田だった。傍らには手引きしてくれた三崎も猿轡で転がされている。女たちの媚態に、一瞬、気がそがれた刹那、喉に刃を覚えた。病的なまでの女好きの源田の眼は、真央に注がれて──圭一郎の真の仇を前にして、絶体絶命の真央の凄艶さが増す、再開第三弾!!

150円

花売り剣客5 ── 寸止め

【八神淳一・著】「おなごには、隠せる穴が三つありますよ、立浪様」──公金横領の証を持っていると思われた真央は、三崎啓吾のタレコミで囚われたとき、三人の藩士を斬って逃げ出していた。が何事もなかったように三日後には花を売っていた。圭一郎にすべての罪を着せた男、立浪藤一郎をおびき出すためだ。政造とともに一計を案じていたものの、逆に、再び囚われの身となってしまう真央。証を手中に収めようとする、立浪の飽くなき責めが始まる。思い人の目の前で、両手首を梁から吊られながら、色責めの侍に前と後ろの穴を探られて、はからずも感じ始める真央……。圭一郎の死を無駄にすまいと健気に抗う真央の肢体から目が離せない、連作再開第二弾!!

150円